2008年10月10日

煉獄への扉 1話 補足資料

煉獄事件 調査レポートNo.1

このレポートは「カルタグラ」によって起こされたとされる「煉獄事件」について調査と筆者の推測を元にまとめたものである。


ファイルNo.01 月闇舞弥

白に近い銀髪に金色の瞳の少女。
幼い容姿からは似合わない大人びた態度をとる。実年齢は不明。

過去、UGNの発足直後から、世界の危機と呼べる事件でその姿が確認されており、古代種と呼ばれるオーヴァードではないかと考えられる。
目的は不明だが、UGNとは敵対しているわけではない。推測として、この世界の「守護者」のような存在ではないかと考えられる。


関係者からの目撃情報を元に、ブラムストーカーの純血種と考えられるが、その力がどれほどのものかは計り知れない。
過去にオーバァードの一個大隊に対して、圧倒的な力を示したとの記録も残っている。
UGNは彼女に対して「真祖」というコードネームを与えて、この存在を第一級極秘事項として、調査及び接触を禁じている。


今から10年前、大規模なジャーム発生事件、のちに「アポカリプス・ワン」と呼ばれる事件の際、倒れているところを松江健人により救出される。
この事件で彼女に何があったかはわからないが、それから十年間彼女の目撃情報は途絶える。

外上村でのジャーム大量覚醒事件に関わっており、事件後に昏睡状態となる。
詳しい状況については、関係者を調査中であるが、その身柄は秋山竜一の研究所にて確保している。UGNは監視を検討しているらしい。

ファイルNo.02 一条源九郎

32歳。男性。
元UGNエージェントであり、「ファイアストーム」と呼ばれた炎と風を操り数多くの事件を解決に導いた伝説的エージェント。
「アポカリプス・ワン」の直後に失そう、外上村で目撃されるまで目撃情報はない。

10年前の彼を知る者は彼を「正義の人」と呼ぶ。
社会秩序ではなく、理想の正義。弱者を助け、世界を救う正義の味方。
自己犠牲とまで言える献身ぶりで人々を救い続けた。
当時の彼を知る人物の証言から推測される彼がなぜテロ行為を行うのかは不明である。

一条の家は財界で名士として名が通っている旧家である。
腹違いの妹がおり、UGNは源九郎が一条絆と接触する可能性を考え彼女に護衛と監視をつけることとしたようだ。

煉獄事件では最重要人物であり、UGNは全力で彼の行方を追っている。


ファイルNo.03 マスターシャドウ

本名、年齢、容姿不明。
ファルスハーツの最高幹部「マスター」の名を持つエージェント。
活動状況から推測するに、調査と潜入を最も得意としているようだ。
外上村の事件では影城朱音に変装し、潜入している。

能力は不明。エグザイルに近い能力を使うが、それがシンドロームと一致するかは不明。交戦したエージェントの情報を総合するとすべてのシンドロームのエフェクトを使用したことになり、その能力については多くの謎が残っている。

外上村の事件で鈴木和美を撃退したのち、裏工作を行っていたようだがその内容は不明。


ファイルNo.04 安城啓司

38歳。高校教師。
ファルスハーツのエージェント。外上村の村人に対してレネゲイドの覚醒実験を行っていた。彼がどのようにしてカルタグラと接触を持ったのかは不明。
マスターシャドウが敵対していたことから考えるに、ファルスハーツとは別に動いていたらしい。
外上村での事件のあと千城寺薫により、身柄は確保されたため、調査が進むことで何かしらの情報を引き出せるものと思われる。


ファイルNo.05 アポカリプス・ワン

今から十年前に起きた、大規模なジャームの大量覚醒事件。
事件の内容は最高機密として扱われているため、私の権限では参照不可能。
最終的にはオーヴァードの大量投入よる人海戦術にて沈静化したらしい。
この事件で街が一つ消えている。